Menu
エコーニュースR(2015年5月〜)はこちら

葉梨法務副大臣 556万を研修会名目で違法に収受 クレカの領収書を使った二重払いの架空支出も 政治資金規正法違反の疑い

2014年11月15日01時14分
カテゴリ:国内, 未分類

葉梨法務副大臣 556万を研修会名目で違法に収受 クレカの領収書を使った二重払いの架空支出も 政治資金規正法違反の疑い

法務副大臣で自民党の国対副委員長、葉梨康弘衆議院議員(茨城3区選出)の政治資金管理団体「信和政経懇話会」が支出ゼロの会合費として556万の収入を計上したり、商品をクレジットカードで購入した際に、支出を二度したように計上することを続けて架空の支出を毎年計上していたことが、政治資金収支報告書の記載から分かった。


同団体の政治資金収支報告書によれば、毎年「新戦略産業研究会」というイベントを開催しており、例えば平成24年には100万円の会費を集めているが、支出の欄を見ても全く、対応する出費がない。したがって、記載の欄では政治資金パーティとなっているものの法の定める政治資金パーティの要件である「対価を徴収して行われる催物」を満たさない。なので、実質的に政治資金規正法が禁止する匿名の寄付を受けたか、何らかの裏金をロンダリングして合法的な政治資金にした疑いが出てくる。



(平成24年の政治資金収支報告書より)

前者の匿名寄付であれば法22の6に反していることになり、法26条の2第4号で3年以下の禁錮又は50万円以下の罰金刑となる。後者であれば、虚偽記載として法12条1項の定める報告書の提出義務に反したとして25条1項第3号により5年以下の罰金又は100万円以下の禁固刑を会計責任者が負い、さらには団体の代表者である葉梨氏も過失責任があれば法25条2項で50万円以下の罰金刑に処せられる。


また毎年、ビックカメラなどの家電店でクレカを使った買い物をしては、その商品の値段と、後にクレカ会社に一括払いで支払った額を両方とも支出に計上しており、一回の買い物で2倍の支出をしたことにして架空の経費を86万円、3年間で捻出していた。これも道理が通らないことは明白でさらに毎年あまりに規則的なことから単なる事務上のミスではなく意図的な疑いが強い。そして、やはり政治資金収支報告書の虚偽記載罪が成立すると思われる。



(クレジットカードで買い物をした分、店とクレカ会社に二回はらったことにして架空の経費を使っていた例。算数をすれば子供でもおかしいと分かる)


さらに地元の茨城を中心に頻繁な「打合会」名目で246万円の支出を計上しているが、これも対価を誰からも取っていないため1人でも有権者が参加していれば公職選挙法199条の2で禁止する「公職の候補者の寄付」にあたり、法249条の2で1年以下の禁錮又は50万円以下の罰金となる。加えて、場合によっては買収として法221条で3年以下の懲役又は50万円以下の罰金刑を負う余地がある。


以上を合計すると868万円の不適切な会計処理がなされており、特に、支出のない名目だけの政治資金パーティによる収入とクレジットカードを使った二重の架空経費計上である622万円分は、ほぼ疑いなく罪状が成立していると思われる。


平成22年分 政治資金収支報告書 魚拓リンク


関係記事リンク 竹下亘復興相の政治資金団体:実家の造り酒屋「竹下本店」から酒を105万円 交際費など名目


関連記事リンク 竹下亘復興相 政治資金で金券175万購入、一部はタイムスリップして過去の政治パーティに使用 酒は「備品消耗品」名目: 疑惑の総額、501万円に


関連記事リンク 自民党 松村議員 自分の政治資金管理団体から800万円を自分にトンネル融資:無利息で借入れ、返済なし

亀井静香氏 政治資金管理団体 :1050万円を本人へ「亀井静香代」で支払 自己あて寄付で、政治資金規正法違法の疑い

関連記事リンク  舛添要一都知事 政治資金で自宅に絵画、美術品の類896万円購入 事務所家賃も自宅に1516万円 計2412万円の不適切な計上

関連記事リンク 鳩山邦夫元法相 妻のエミリー氏と太郎氏の「鳩山企画」社へ1578万 政治資金収支報告書から判明

関連記事リンク 首相補佐官 木村太郎議員 政治団体が 地元ホテルで食事付きの無料行事 「国会手帖」も毎年200冊:自分にも300万円を寄付 公選法など違反の疑い


関連記事リンク 自民党 谷垣幹事長の政治団体 年に1068万円の「ゴースト寄付」:政治資金収支報告書で判明


関連記事リンク 慶応ロー教授で医師の古川参議院議員 政治資金で「自分に会費」や医局の会費、ユナイテッドアローズの買い物などに支出


関係記事リンク 「安倍晋三総理の意思決定は独善的」〜アメリカ大使館機密文書 第一次安倍内閣時の評価が、ウィキリークス流出文書に存在

関係記事リンク ウィキリークス流出アメリカ大使館 機密公電 「閣僚の『身体検査』は警察庁が担当」〜 河野太郎氏発言が明記


 

人気記事ランキング
 

    まだデータがありません。

ページトップへ戻る