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首相補佐官 木村太郎議員 地元ホテルで食事の無料行事 「国会手帖」みやげ年200冊:公選法など違反の疑い

2014年11月8日21時40分

首相補佐官 木村太郎議員 地元ホテルで食事の無料行事 「国会手帖」みやげ年200冊:公選法など違反の疑い



(木村太郎代議士のHPより。「私はブレない」というフレーズが一貫性をもって書かれている)


衆議院議員の木村太郎・内閣総理大臣補佐官が、政治資金管理団体「あすなろ21懇話会」から、政治資金で「お歳暮」や「お中元」を買っていたり、さらに国会の衆議院第二議員会館地下で記念品として売っている「国会手帖」(通常は820円)を毎年16万円分(200冊相当)を購入したりしていることが、平成22年から平成24年分の政治資金収支報告書の記載から分かった。


また木村太郎氏が代表を務める「自由民主党青森県第四選挙区支部」(以下、党支部)が、対応する収入のない(つまり参加無料の)会を、地元選挙区である弘前市の「ホテルニューキャッスル」などで平成22年と平成24年に開いており、弁当代などを計上していたことも政治資金収支報告書から判明。もしこの参加者の中に、1人でも地元選挙区の有権者が来て弁当などをいただいていたら、ちょうど観劇ツアーに有権者を招いた小渕優子氏の例と同じで、公職選挙法の「買収罪および利益供与罪」(第221条)が成立する。




(平成22年分の報告書。青森県ウェブサイトより。党支部の収入のうち会費、党費の部はゼロとなっている。)


問題となるのは「大会費」という項目で、弁当、交通費、喫茶代などが支出されている(この時点で、おそらくアウトである)。もっとも弁当代の割にはずいぶんたくさん、75万円分(15000通分)も官製はがきを買っているところからすればかなりの人数を集めたはずであるが、一体本当にこの計上が正確なのか自体も疑問が残る。


さらに同支部は平成23年の報告書で、「収入」における「寄付」の総額を0とした次のページで、政党から受け取った寄付の額を100万単位でいくつも計上しており、付け方がずいぶんずさんである。収入の「総額」欄では政党から受け取った分と帳尻の合う額を記帳しているので、単なる事務的なミスのようだが、どれだけ真面目に書類を書いているのか疑問になる。


加えて平成24年分の政治資金収支報告書では、航空券代の支出も21万、計上されている。さらに「郵送代」が38万円もかかっており、一体何を運んだのか不明なものの、仮に品物を地区の有権者に送っていたらやはり一発で買収罪となる。


また、この党支部の事務所は「第一木村ビル」であるが、このビルは木村氏の実父で元衆議院議員かつ元青森県知事の木村守男氏が所有している。そのため、木村守男氏には3年間で216万円の家賃を払っているほか、「光熱費立替代」というやや変わった名目の支払もしている。普通の光熱費とは違う処理をしているのだろうか。




(「あすなろ21懇話会」の平成24年、政治資金収支報告書より:リンクはここをクリックして参照


政治資金管理団体の「あすなろ21懇話会」にもどると、ここ(全国たばこビル内に所在。事務担当者の木村晴男氏は木村氏の叔父である)が、手帖を毎年買っている先は「おかめ堂」という衆議院第二議員会館地下1階にある土産物店である。毎年16万5千円から17万3千円程度を購入していた。手帳の値段は820円なので毎年だいたい200冊に相当する。なおこのおかめ堂では、平成23年に2万9千円ぶんほど、湯飲み茶碗も購入しているが、この店の単価は1000円未満なので290位は買ったことになる。




さらに三越・伊勢丹デパートでは、平成22年から24年まで毎年必ず8月と12月に「44887円」ずつの商品を規則的に買っている。平成24年は明示的に中元と歳暮という名目である(平成22年と23年は「品代」となっていた。


ほかに不透明な支出としては交際費として40万円分のギフトカードを買っていたり(野々村議員のように、換金することも出来る)、地元青森の「中三デパート」から52000円、「さくら野百貨店」から28000円の品物を購入。さらに弘前のギフト専門店ハリカに14000円分の品台を払っていたりまたISETANから18000円ぶん何かを買っていたりした。


贈り物のような支出が多いが、有権者にものを渡す行為は公職選挙法の「買収罪および利益供与罪」(第221条)で禁じられており、松島みどり前法務大臣が「うちわ」を有権者に配って辞任したばかりである。



最後に、木村太郎氏の「国会議員関係政治団体」であった「木村太郎太山連合会」(平成22年まで活動)も、行事を催して仕出しなどをとっていたようだが、「収入」の欄をみるとその対価が0なので、食事を振る舞われた有権者がいれば買収罪が成立する。





(このファイルは、政治資金規正法の保管期限に従うということで今月11月中に青森県が破棄するので、いわゆる魚拓のリンクをここにとってある。)


以上だけで、木村太郎・総理補佐官は小渕優子氏(無料の観劇と食事)、松島みどり氏(うちわの配布)、パターンをコンプリートしている。ただ大量の郵送費のわりに、弁当代が低めであるなど数字の相場が不自然で、奇妙な点を感じられるかもしれないがその点について等は次回にお伝えする。


*平成26年11月12日(水)追記 自己宛の300万円・寄付が問題であると当初の記事で記述していたが、その点は選挙期間中なので政治家個人への寄付の、原則禁止の例外として適法であった。誤報なので修正をするとともに、お詫びする。なお、当初の記事内容は http://archive.org/web/ にこの記事のURLを打ち込むと見ることが出来る。

【編集長 江藤貴紀】


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