それですから、鈴木宗男先生の検察との戦いにおいてもわかりやすい話で、もし再スタートを早くやろうと思ったら、一審で負けときゃいいわけですよね。悪かった悪かった、運が悪かったと。石川知宏さんもそういうやり方をすれば良かった。そういうやり方をした頭のいい政治家がいますよね。辻元清美さん。しかし結果としてはどうだろう。『ごめん』っていう形でスタートすると。『詐欺師です、私は』と。『詐欺師でした』と。『しかし心を悔い改めてやっています』と。
これをやったので彼女はどうしてもブレイクできない。その、かつての『総理、総理』とか、『あなたは疑惑の総合商社だ』と、やっていた時の勢いがどうして戻ってこないかというと、自分自身でわかりにくい状況を作っているからです。じゃあ何で詐欺師がもう一回選挙に出てきてる?詐欺師だってことをあなたは認めたわけでしょ。
ちなみに、詐欺や殺人は、公民権停止にならないですからね。政治資金規正法違反は公民権停止になりますけど、国会議員は詐欺をするってことは想定していないですからね。それですから詐欺は、公民権停止にならないんですよ。
だから鈴木先生はですよ、あっせん収賄とか、そういう罪状じゃなくて、ものごとを頼まれたんだけれども、一切何もしてくれなかったと。それで黙って金だけ持って行ったっていう、詐欺で訴えられていれば、これは公民権停止はつかないわけです。だからいかに公民権停止がいい加減な話なのかっていうのが、ここらへんでもよくわかります。
まだデータがありません。