締めくくる前に、匿名のネットユーザーが語っていたNAVERまとめの検索結果を紹介したい。「NAVERまとめ うざい」で検索しても、NAVERまとめがうざいという趣旨のページがなかなか出てこないという問題である。今試してみると、少しは上に上がっているのもあるようだが、やはり依然として上位は、「うざい」にかんするNAVERまとめの記事であった。
筆者の見たところ日本でLINE社のやっていることは、通話アプリ「LINE」を通した個人情報の徹底収集と、ウェブ上での検索結果上位独占による情報操作である。こういうとまるで、情報機関のやっているようなことだ。だが、実際に親会社ネイバー共同創業者の一人、李海珍氏は韓国諜報機関のシステム開発者であったし、もう一人の共同創業者キムボムス氏がLINEより1年先に韓国でリリースしたLINEの原型アプリ「カカオトーク」も大規模な通信内容検閲の対象となっている。いまさら、それほどに驚くことはない。
追記:「まとめブログ作成」案件を仲介していることについて、著作権法などに違反しているのではないかといった弊社の指摘へ、違法性を否定したランサーズ社についても、鳴海氏が好意的に書いたまとめ記事が見つかった。ランサーズ社もNAVERまとめの世話になっているところ、LINEの収益源であるまとめブログを違法というのは難しかったということだろうか。
10月16日追記:今回の件について、commを提供するディー・エヌ・エー社、広報部の見解を伺ったら「他社の方に関する内容のため、弊社がお答えする立場ではございません。」とのことだった。なかなか寛容である。(筆者なら、怒るところだが)
10月20日追記:いまも鳴海氏はLINEの社員なことを表明しないで、ツイッターで各社のサービスを評価するマーケティング活動を継続中である。ただ、言っては悪いがもはや鳴海氏に褒められたりするとステルスマーケティングを依頼したのかなと詮索されるだけなので、今後は(少なくとも彼の直接の名義を使っての)宣伝案件を依頼しない方が賢明である。
10月21日追記: 続報リンク ニュースサイトBLOGOS 社員の鳴海淳義氏がNAVERまとめでステマと発覚→サイトから情報を削除して隠蔽
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