タダにしろとか急げとか・・・図々しいですね。でも「急げ」っていうのは他の会社もみんな言っていて、そう言わないと後回しになる恐れがあるから仕方ないのです。そしてタダにするのは、大体そうなるんですけど、一応だめ押しに言ってあります。
ちなみに、弊社はアメリカに支社が無いので、東京からインターネットを使って、情報公開請求用のお問い合わせフォーム(があるのです。親切な情報機関ですね)経由で請求を出しています。いや、そんな無茶なと思われるかもしれませんが、きちんと法律的にはOKな手続きです。アメリカ政府は心が広くて合理的なのでお役所的な形式主義を取らずにざっくばらんに、どこに住んでいる誰からであっても、たとえEメールからでもお手紙からでも情報公開請求を受け付けてくれるのです。
お問い合わせフォームのリンク先はこちら。
なお、国内でも、私の把握している限り例外的にNHKさんがアメリカの「日本大使館と領事館は」NSAの盗聴活動を行う拠点ではないというアメリカ政府見解を独報しています。ただエシュロンが置いてあったりする三沢基地をはじめとする米軍基地でやってるかどうか等はあきらかではありませんけど。
あとは基本的に後追い報道に終始しています(この点、後で追記します。)
今回開示することを求めているのを厳密に記述すると「NSAが、アメリカの東部時間で2013年の6月6日から11月1日の間に、部分的にかその全部を秘密指定解除した一切のパワーポイント、PDF、jpgまたはJPEG形式の文書」です。
これはどういうことか分かりい感じなので、説明します。実はアメリカ政府に「何でも出せ」と情報公開請求をすると、大量に文書が出てくることが多いです。例えば福島事故関係だともう10万ページくらい出てきていて大変なことになっています。従って、今回は時間とファイル形式を限定することで、出てくる文書の量を抑えて、また把握しやすい形式(動画や音声は時間がかかる)のものを抽出しようとしています。
この狙いが今回どれだけ功を奏しているかは分かりません。ただファイル形式や時期などで文書の定義を余りに絞ると出てくる文書の量が少なくなりすぎるし、時間軸やファイルで多くしすぎるとムダに大量のものが出てきます。そのバランスとして難しいものがありますので、どこかで記述の仕方に折り合いをつける必要があります。ちなみに文書の特定方法ですが、他にも文書の題名やら文字列で絞るとか、作成者で絞るとか、〜〜を知ることの出来るという条件で絞るとか、やりかたは色々あります。
もちろん、今回の請求で有意義な文書がとれない可能性や、処理しきれないムダな文書が出てくる可能性は十分にあります。しかしそのときはそれを教訓にしてまた別の文書の特定の仕方で請求をすればいいだけの話です。トライアル&エラーが基本な訳です(暗号解読の総当たり攻撃と似てます〜むしろそれよりは乱数の解読と近いと考える人もいるかもしれませんね〜)。
アメリカNSAに提出した元の英文(ただし、何かと大急ぎでやったので変なところがある。)はこちらのです (参照リンク) 興味のある向きはお読みください。これはAP通信のDina Cappiero さんという方が福島原発事故のときにアメリカ原子力規制委員会に情報公開請求をしたときの文書がアメリカ原子力規制委員会のウェブサイトに載っているもののかなりの部分を参考にしています。(100人以上が請求していますが、テンプレート的な部分で最も良いのは彼女のでした。ちなみに文書の特定の面ではテンプル大学さんというところが書かれたものが、技術的にとても良質です。あとでリンクを張ります。)
ただ、PDFからのコピペで誤字や文字化けを直すのをミスりまくって、あんまり読まれたくないのですが・・・人(少なくともNSAの職員さん)に読まれるものだからもうちょっとちゃんと書けという話はありま。ただ、後半のテンプレート部分なのでロクに読まれないと希望しておきます。
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