鈴木宗男:私は小泉さんがフィンランドへ行って、高レベルの放射能廃棄物の施設を見て、そこで何万年もかかるだとか、何百年もかかるっていう話を聞いて、原発はダメだということに至ったということになってます。
でも、そんなことは総理のときからわかっているはずなんですね。だから私はもし小泉さんが総理のときから原発を推進したわけですから、自民党政権としてほしかった。(注:もっとも編集部が昨年おとずれた際には、衆議院議員会館で松山千春さんをお呼びになった回に鈴木宗男氏は「脱原発はよくない」という旨の発言をされている。)
自民党が進めてきたこの昭和42年からの原子力政策は結果として、危ないものだったので、まずは反省したい。というひとフレーズがあってからダメだというならばいいと思います。けれども、フィンランドへ行って見てきたという、その結果としてこうだというのでなくて、自分のやった政策を検証した上で、話をしてくれればまた重みが違ったかなと思います。
新党大地は原発ゼロですから。その裏づけはロシアから、持ってくるということで言って来たわけですからね。私から言わせれば小泉さんが原発をやめるというのは、新党大地の考えをきちんと裏づけするものでないかと思っていますね。
佐藤:わたしも、同じ考え方なんですね。ただし、持って来る先はロシアであって、シェールじゃないんですよ。だから本当のところは今回の小泉さんの原発ゼロというのは、フィンランドというのはつくりばなしというかきっかけで必要だったという話で、実際はアメリカから耳打ちされているのじゃないかと私は思っているんですよ。
佐藤氏「原発ゼロでも、核開発はやりたい」
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