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「わたしは歴史を裏切りたくない」新潟県知事が語る原発再稼働(2)

2013年10月8日21時36分

「わたしは歴史を裏切りたくない」新潟県知事が語る原発再稼働(2)

外部からのプレッシャーを受けたのか

――(質問)いくつかの新聞報道によれば(注:7月26日に記者会見で、甘利氏が泉田知事との面会を要請して、7月30日に両氏は会談を行った。)甘利大臣から知事になって脅迫して、あまり声を高く上げないようにいわれていると言われています。そのようなことがあるのでしょうか?


泉田 甘利大臣とお会いしたときにですね、プレッシャーは感じませんでした。甘利大臣からのお話はですね、なぜあのようなお話されたかという説明もありました。そもそも、担当ではないのですが、甘利大臣は経済大臣もされていますし、商工族として名をはせておられる方ですので、記者会見で質問が出たそうです。したがいまして、その時の状況を説明をしていただけましたし、特に強迫めいた事態には起きてないと思います。財政面に含めて何かプレッシャーを受けた記憶はありません。


――福島の状況が現在世界を汚染して、日本の東海岸を汚染していると報道されていますがどう思いますか?。ここで、小児たちにたいして、医療面での検査はなされたのですか?


まず、最初のご質問ですけども、世界中に汚染が広がりうるという点についていいますと、すでに1960年代の核実験で世界中に、ある程度広まったと理解しております。また、新潟においてですね、普通の日本人が食べる食事の一人部分、これを余分に作って放射能検査をずっと続けています。


60年代以降、低下傾向にあったですが、食事に含まれる放射能はチェルノブイリ事故でまた跳ね上がりました。そして、そのあと逓減傾向にあったんですけども、今回の福島事故また跳ね上がりました。これは濃淡はあるだろうけれど、おそらく世界中同じような傾向があると思います。


健康チェックについても当然ありました。新潟県は福島県の西側に位置しています。事故は3月の事故でした。北西の風が吹く確率が圧倒的に高い時期です。おそらく福島事故で出た放射能のかなりの部分が太平洋に飛散したものと思われれます。したがってですね、放射性物質の降下量のチェックもしていますが、新潟県内ではほとんど検知されていない。高知県と同じぐらいという数量です。東京と比べると1000分の1とか1万分の1ぐらいの降下量しかありませんでした。したがいまして、子どもの健康チェックを県をあげてやる必要がないと認識しております。


一方ですね、福島県から避難をされている方も多くいらしております。また、このお子さん達は、今福島に住んでいる方と同じような形で健康チェックを受ける希望をしておりますし、実際受けている方も大勢いると認識してます。ご存じだと思いますが、放射性ヨウ素、は半減期が短くて8日程度なのでその時に放射性ヨウ素を吸い込んだかどうかが基準になると思います。


 

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