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【新訳】エドワード・スノーデン氏 ガーディアン紙 インタビュー PART2【全文+補足資料】

2013年7月19日05時28分

【新訳】エドワード・スノーデン氏 ガーディアン紙 インタビュー PART2【全文+補足資料】

Google、Apple、Microsoftのサーバーに直接ハックしている

その手のものとして『バウンドレス・インフォーマント』(訳者注:壁のない情報提供者)があります。これはつまりNSCが世界的に回線に介入する収集受信のシステムで、これを使うと、私たちはどれだけの情報をこれまで自分たちが集めていたか、いまどれだけの情報を集めているかを知ることが出来ます。NSAはこの仕組みの存在について議会に対して、とくに二人の議員からの調査活動に関する質問への応答で嘘を述べたんです。




(NSAの極秘プログラム BOUNDLESS INFORMANT:出典は英語版Wikipedia)


その上に、『プリズム』について述べると・・・これが示しているのは、政府がどのようにして米国の企業と手を組んで活動しているかと言うことですね。グーグルやFacebook、アップル、マイクロソフトなどはNSAと手を組んで、NSAが直接的にこれらの企業が情報を交換して、データを蓄積して、そしてクラウドに送るデータのシステム内部に侵入出来るようにしています。


そしてこの仕組みで、個人の履歴を探るために、むかし君の誕生日のウィッシュリストに加えたものまでが、NSAに送られます。これにNSAが直接アクセスできるから、情報収集のために海外へ出る必要はないんです。僕のみたところ、このような能力は誰が持つとしても危険な性質だし、NSAのような長いこと、人々の目から逃れ続けてその任務を実行してきた組織については、なおさらですよ。


グリーンワルド: 君がだね、この話をしようかと単に考えていた段階から、自分の身をかけてそれを実行する決断というのは、どの時点でしたんだい?


スノーデン: 僕は人生で育ってくる間、この世界というものを人々が見張られたり観察されたりすることなく、プライベートな種類の交流をプライバシーの中で行える場所としてこの世界を理解してきました。闇に隠れた存在に分析されて『善悪を判断される』こともないものとしてね。そして彼らは人々の発するあらゆることに対してくちばしを挟むんです。僕の世代の人間なら多くが、インターネットとともに成長してきた人なら誰でもこの考えは分かってくれると思うよ。インターネットと政府の関係について、ネットが発生したときからこれまで僕たちが見てきたように、ある種の開かれた議論が出来る、思想の自由な市場というのがその領域をなくして縮んでいった・・・


 

参考の一冊
 
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