そしてその恐怖がこれからの僕の人生を追いかけ続けてきます。その長さがどれだけの間になるか・・・僕には分からないですけど。世界でいちばん強力なスパイ組織に正面から立ち向かって、危険がないなんて訳はあり得ません。彼らは何より、強力な敵です。CIAにまともに立ち向かえる人間なんていませんよ。もしCIAが身柄を押さえたいと願えば、君はすぐに拉致されます。
でも同時に、何が君にとって大事なのかについて、君は決断を下さないといけません。自由をのない状態でもいいから、快適に暮らしを選ぶというのも、悪くないかもしれません。それが多くの人間にとって自然なことです。朝は毎日、起きてから仕事をすれば、そのことで社会の人々の利益が失われても、ちょっとだけの仕事をすれば山のようにお金をもらえます。そして夜は、お気に入りのテレビを見てから休む。
でも、もしそんな世界を作り出すのを君が手伝っていたということに気づいたとしましょう。そして世代が進むごとに事態は深刻に悪化していって、この抑圧的な構造が強化されることを認識してしまえば・・・どんな危険を冒しても、どんな結末があなたを待っていようと構わないと思うようになります。どのようにその仕組みが使われるかについて世間の人々が決められるようにするためにね。」
(ジョージ・ワシントン・アメリカ合衆国初代大統領であり、イギリスに対する独立軍の総司令官として自ら指揮を取った 出典:Wikipedia )
グリーンワルド「この監視システムについて、人々が心配しないといけないと思うのはどうしてだい?」
スノーデン「あなたが何も悪いことをしていなくても、監視を受けてその記録がされているからです。そして、このシステムの持つ容量は年を追うごとに桁外れに大きくなっています。いまでは君が何もやましいことをしなくても、間違い電話を誰かからかけられるだけで疑われる羽目になっています。
そして彼らはそのシステムを使って、それ以前に記録を遡って、あなたがこれまでにしてきた決断も、あなたが何かについて話し合った友人も隅々まで調べ上げるんです。そしてそれを根拠にしてそれを根拠にして君が疑わしいと決めて、無実の人生を送ったどのような人でも、悪事を行う人間であるというストーリーにはめ込みます。」
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