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【全文】元CIAエドワード・スノーデン氏、モスクワ空港記者会見(2)

2013年10月15日13時41分

【全文】元CIAエドワード・スノーデン氏、モスクワ空港記者会見(2)

ーー選挙ではそのために投票に行かれましたか?

スノーデン 行ってます。(笑)


ーーどっちに投票しましたか?


スノーデン それについては、論点から外れるので、答えを控えておきます。


ーー出来ればロシアにいたいと考えているのでしょうか?それとも他の場所の方がお望みですか?


スノーデン もし自分の希望を申し上げれるなら、その問題点も考えてみたいところです。しかし米国のせいでその意見を表明する機会を失しているのが現状です。


ーー第一放送のものです。ロシアのことはどう感じていますか?


スノーデン ロシアは・・・とても安全な国です(笑)


ーーロシアのヒューマンライツウォッチ、アメリカ支部に属する者です。私がおたずねしたいのは、あなたが複数の国に亡命をすることについてです。あなたは、ロシアとベネズエラ、それに他の国からも亡命の受け入れをされることになるかもしれません。その上での問題点は、あなたがロシアに来ることが明らかになった現状で、他の国々へはどういう風に行こうと考えているかです。


そして、じつは他にもいくつかパスポートや移動の手はずを付けてくれる機関があります。たとえば赤十字やUNCHR(国連難民高等弁務官事務所)、その他いくつかです。この人達は書類上の問題点と移動方法について、援助をしてくれます。


あなたの場合は問題が単純ではないので、どう転ぶかは彼ら次第ですが、これらを頼りにすることも視野に入れるのをお勧めしたいと思います。そのための要請をするのも一つの手です。そうすれば、彼らはこの問題に取り組んでくれてあなたが書類上の問題点を解決して移動するための手段を提供してくれるかもしれません。それで、あなたの安全と警備に関する問題が解決します。


スノーデン そのための書類を、わたしは記入する必要があるかもしれませんね。


ーーそうすればいくつかの問題を防止できると思います。


スノーデン ええ、なのでこの部分についてはあまり困難は無いと考えています。その理由の一つとして、私は既に国連難民高等弁務官事務所から、亡命申請者として認識されているということがあります。そしてエボ・モラレス大統領の飛行機に関する問題をみれば分かる通り、米国は政治的迫害の問題が生じた場合に国連難民高等弁務官事務所が提供する庇護について理解できていないようです。


次に、国連の事務次官、バンキムン氏ですが、彼はあなたの問題について私が述べたようにすることは裏目に出るのではないかという考えを述べています。つまり、今あるものを利用することは誤りということです。彼は国連難民高等弁務官事務所のプロセスを、飛び越えようと考えています。


加えて、他の国際的な人権団体もあなたが来られることを歓迎しています。ただここ、シェリムチェボ空港に代表を送るのは困難だっただけです。


第三回に続く〜


【江藤貴紀 小野寺由美】


 

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