エコーニュースは、２２世紀まで残すための記事を集めたアーカイブサイトです。 ２０１５年５月以降の記事は、続編サイトの「エコーニュースR」 をご覧下さい。

スノーデン事件と福島事故〜大事なニュースを報じることのできない体質

あんまりしっかりと紙を読まない私でも、日本の新聞各社が明日の朝刊で目立たないベタ記事じゃなくてトップ面で扱った上で、中の方でも厚く書いたちゃんとした分析記事を載せるのかどうかなど気になります。それにしても国内でスノーデン事件が問題の重要性の割に余り報道されてこなかった理由は非常に謎です。これは外信部（なるべく現地の大使館と仲良くしたい）があえて日本・本国に記事を送っていないのでしょうか？それとも本社の編集過程でなんだか握りつぶすことになっているのでしょうか？

しかし少なくとも、記者にその能力がないからという訳ではないと考えられます。例えば、朝日新聞だと署名記事を読んでいる限りでも、牧野愛博氏や西村大輔氏などは十分にその分野を語る素養があるはずです。

にもかかわらず「あえてやらない」とするならば何が理由なのでしょうか。いままでさんざん、福島事故関係で日本のメディアは真っ当な報道をしないと叩かれてきましたが、スノーデン事件でも同じことを繰り返していると、単に自国の事件だからかどうかで片付けられない致命的な問題点が構造的にあると思えます。

では国内の、情報機関、関係者の予測はいかがだったでしょうか？（元ですが）外務省系と防衛省系の人達の発言を振り返ってみます。ちなみに警察系（情報機関としては、予算と人員とで日本最強のはずなのですが、とっても口が堅いのであんまりしゃべらないです。さすが最強です。）などは何も触れたがりません。