なぜアメリカで衰退しているCDが日本でまだ持っているか。アメリカはよく、配信に負けた、アマゾンに負けたといわれます。ですが、一つはタワーレコードアメリカの失敗は、アメリカから外にでようとして、南米に進出していった、そういった値段の失敗があります。また、ウォルマートに対抗しようとして値段で競争したところもあると思ってます。
確かに値段は重要なバリューです。しかしその値段に対して、「CDを買う」という行為にどのように価値をつけていくかというところに、私たちの成功しているところがあると思っています。店舗に来れば、ネットよりも多くの情報があるわけです。私たちのタワーレコードの掲げているバリューは「音楽好きによる音楽好きのためのお店を作るということです。そして、日本における音楽の才能を育てたいということがあります。
これは、戦略としては精神論的なところがあるのですが、「音楽好きのところに音楽好きが集まる」と思っています。僕も一人の音楽好きとして、CDは山のように買っています。
もちろん、配信というのは常に頭の片隅においてはいます。現在では廃止していますが2011年にナップスターという配信サービスをしていました。繰り返しになりますが、音楽好きの出会う場を、現実でも、ネットでも提供していくことを使命としたいと思っています。
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