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「わたしは歴史を裏切りたくない」新潟県知事が語る原発再稼働(2)

2013年10月8日21時36分

「わたしは歴史を裏切りたくない」新潟県知事が語る原発再稼働(2)

歴史に対する背任という意識

しかし分かっているものの、対策を取らないというのは大きな歴史に対する背任だと思っております。冒頭にお話しした通り、新潟の2007年の柏崎刈羽の事故で免震重要棟をつくってなければ東京は住めなかったと言われています。実はあの時も、泉田さん、もうそろそろいいじゃないかというお話は相当ありました。でも断固として免震重要棟をつくってもらったということが東京の危機を救ったんじゃないかという自負がありますので、まあ色々言われるでしょうけど、頑張りたいと思います。


――政府は国会で、化石燃料の輸入について増やさないといけないといっていてその点で世論を克服してやっていかないとならないかもしれないですが、どんなお立場でしょうか。


泉田 今の質問ですけども、私がお応えしているのはあくまでもBWR(沸騰水型軽水炉)の柏崎刈羽原子力発電所を事故当事者である東電が運営しているときの問題です。TEPCO以外のオペレーターが信頼できるかどうかは、私はコメントする立場にはありません。なのであくまで、BWRを中心に申請が来ていると承知しています。あくまでも、柏崎刈羽原子力発電所の安全確保それもPWR(加圧水型軽水炉)と形式の違う、かつ過去反省しない企業のオペレーションというものの考え方を今日お話ししたつもりです。エネルギー政策の全体は国全体で議論すればいいと思います。


【取材:石井鉱人 8月28日 文:江藤貴紀,本多穂波 10月8日)


 

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