東芝株式会社がアメリカ原子力規制委員会に、福島第一原発事故直後の4月6日付けで、事故復旧の青写真案を提出していたことが分かりました。アメリカ原子力規制委員会が情報公開請求に対して開示している、現時点で10万ページほどの資料の中から本紙の編集長(江藤貴紀)が発見しました。
資料を見ると、東芝株式会社が2011年当初にだした、がれき(debris)の処理案や10年計画での除染(greenfield site)計画を見ることが出来ます。かなりつまびらかで、現在のニュース性も高く、また歴史的価値も高いので本紙のコンセプトにあったニュースとして配信します。
(Management Plan 10 years の文字があります。(平成27年12月23日追記:2021年まで10Years、Toshibaが自社をマネジメント出来るかの問題のほうもありそうです)
資料は各ページに「部外秘」や「機密」を示す official use only や confidential のスタンプが押されており、かなり慎重に取り扱われてきた文書であることが伺えます。
ちなみに今週に弊社へ届いた開示決定通知が5000ページくらいあったのを見ていたら見つかりました。米連邦情報公開法(Freedom of Information Act)は大量の重要資料を得られるので、メディアにとっての利用価値はとても高いのですが、こっちが要求していない資料までも勝手に出される場合もあり、時には使い勝手が悪くなります。
(追記:デブリを除去するためのマシン図だが、東芝自体がデブリになっていないことを祈りたい)
でも今回程度なら、ちゃんとスキミングしていけば処理できない分量では全くないので、実にありがたい制度です。
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【江藤貴紀】
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