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ニュースサイトBLOGOS 社員の鳴海淳義氏がNAVERまとめでステマと発覚→サイトから情報を削除して隠蔽

2014年10月21日16時35分

ニュースサイトBLOGOS 社員の鳴海淳義氏がNAVERまとめでステマと発覚→サイトから情報を削除して隠蔽

LINE社運営のNAVERまとめに身分を隠してライバルのcomm(DeNAが提供する無料通話アプリ)やfc2ブログ(LINE社提供のライブドアブログとライバル)をけなす書き込みをしていたものの、ビジネス系SNS、LinkedinがきっかけでLINE社の社員とバレた鳴海淳義(なるみあつよし)氏について、以前にもLINEの社員とネットで指摘されていた事とそのもみ消しがされていたことが分かった。



NAVERまとめに鳴海氏が書き込んでいたことの発覚は、LINE社の運営するニュースサイト、ブロゴスの編集スタッフページがきっかけ。

指摘がされたのは2013年3月26日に、匿名掲示板2ちゃんねるにされた書き込みわずか6時間足らずの余りに猛スピードで、はてなブックマークのページからブロゴス編集部まで、彼のプロフィールについて幅広い情報が水際立ったやり方で書き込まれた。(書き込みのそぶりは偶然の発見を装っていたが、あまりにスピーディなので関係者が正体をばらした可能性もある)。


過去のウェブページ状態(いわゆる「魚拓」)を見ることの出来る「インターネットアーカイブ」で発掘すると、2013年3月時点ではLINEの鳴海氏が社員としてBLOGOSで活動している事実が記載されていた。



(ブロゴス・ウェブサイトでは鳴海氏がほかの社員の名前とともに記載されている)


その後、4月のログまではBLOGOS編集部スタッフのページに鳴海氏の所属が記載されていたが、5月27日時点のログになると、鳴海氏の名前がBLOGOS編集部から削除されて、彼がLINE社員であることが分からないようになっていた。


一部消された鳴海氏のツイート履歴にたいする反応などから察するに、ツイッターでも一定の反響はあった模様であるが、LINE社がたくさん運営をしているまとめサイトへの拡散による「炎上」などには何故かいたらず、そのうちにLINEがBLOGOSの編集部ページ自体を念入りに削除するなどして、鳴海氏がLINE社員であることが分からなくなっていた。



(現在は、BLOGOSの同一URLから編集部メンバーの紹介は消滅している。)


従って弊社が記事にするより以前から鳴海氏のステマ問題は指摘されていたので、先週の報道が2番煎じとなっていたことになり、ここに謹んでお詫び申し上げる。


だが、BLOGOSはいちおうニュースサイトであり、それが当該ページを消して、運営会社スキャンダルの炎上を防ぐというのは感心されない。もし何かの理由で消すにしても、鳴海氏のステマ問題について何らかの釈明がブロゴス編集部からあってしかるべきだ。



(かつてあった、blogosのスタッフページによれば「賛成」も「反対」も分かるサイトにといった理念が唄われていた。なのに不利な情報は消して公論を喚起しないうちに火消しを行ったのは、もったいない。)


BLOGOSOは現在も、福島第一原子力発電所事故に関する、朝日新聞の「吉田調書問題」を何度も取り上げているが、他社の批判よりも先に自社の検証をやってみてもよいのではないか。少なくとも吉田調書記事には、一級の一次資料を世に出すという意味で意義があったが、BLOGOSO編集部が行ったのは自社スキャンダル資料のもみ消しであって、後者の方は何の意義もないという意味ではより恥ずかしい。


 

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