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インド製薬品・健康被害の恐れでアメリカが販売禁止 日本・厚労省は取材へ回答拒否

2013年11月15日22時41分

インド製薬品・健康被害の恐れでアメリカが販売禁止 日本・厚労省は取材へ回答拒否

国内メディアの取材態勢は?

この件の発信元は外信ですが、医療担当の記者さんは厚生労働省のリリースを待ってないでーーあとどの会社もこぞって甲状腺と被爆のネタばかりやるのではなくてーーちゃんと海外報道を追っかけてないと、全体としてまともな報道にならないと筆者は思います。いやもちろん放射能がどうでもいい訳じゃないけどみんな一斉にそればっかり、しかも容易に予測される内容を周回遅れでやっても意味が薄くてあんまり世の中の役に立たないです。


なお国内報道でも日経さん(ネット上の引用行為を禁止しておられるので、張りません)やsankeibizとwsjさんとかがこのニュースは既報でやってられました。ただ「アメリカで禁輸」という話と「ランバクシーの株価が3分の2に下落」しか書いていないです。


しかしより大きな問題は国内で薬害が生じる可能性の有無です。そもそも論だけど、何で株価が下がるかというと、人体への悪影響をさけるために、輸入や販売が禁止されるからです。なので、根本的な原因の健康被害を扱わないでその結果である株の値段だけが扱われるのは順序も転倒してます。(日本経済新聞社さんは経済誌なのでそれでもいいという考えたかも排除はしませんが)日本にもバッチリこの会社の製品は輸入されていて、少なくとも2008年の時点で、高血圧の治療薬で、アイロム製薬という会社さんがランバクシー製品を扱っています。(参照・日刊薬業新聞)さらに、内部告発や「海外の新興企業を含む会社からのジェネリックの奨励で医薬品の質が大丈夫なのか」っていう論点と絡めての話は(少なくとも一般人の目に入るネットでは)まだないです。


全体としてみたら阪急やリッツカールトンのエビだかなんだかは消し飛ぶような大問題なんですが、マスメディアでちゃんと総合的に報道されていません。これはセクションごとに、海外支局(か総局)と経済部と厚生労働記者クラブ等に担当記者の分かれていることに一因があると思います。


 

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