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【全文】元CIA職員スノーデン氏、モスクワ空港トランジットエリア記者会見(1)

2013年10月1日19時07分

【全文】元CIA職員スノーデン氏、モスクワ空港トランジットエリア記者会見(1)

安全なパラダイスに住んで、誰の通信でも自由にハッキングできた

司会:スノーデン氏が今から簡潔に声明を述べられて、それから質疑応答になります。質問をご希望の方はお名前と所属されている組織をお伝えください。


スノーデン:まずはじめに、お越しになったことに感謝を申し上げます。こんにちは。わたしの名前は、エドワード・スノーデン、つい一ヶ月前には家族を持ち、楽園の中でとても居心地のよい人生を送っていました。そしてぼくは、武力攻撃の恐れが無い場所からあなたがたみんなの通信内容を調べ上げ、把握し、読むことの出来る能力を有していたのです。誰の通信であれ、いついかなる時でも。これは人々の運命を変えることの出来るだけの力でした。


そしてまたこれは重大な違法行為でもあります。わたしの祖国における憲法の第4修正条項と第5修正条項、世界人権宣言の第12条、そして大規模かつ深刻な監視システムを禁じる、数え切れないほどの法律および条約に対する違反です。アメリカ合衆国憲法がこのようなシステムを違憲だとしているにもかかわらずに。


ぼくたちの政府は・・・(空港のアナウンスで遮られる)・・・ええと、何週間もこのアナウンスを聞いてきましたが(笑)つまりぼくの国では政府が、この世界から監視することの出来ない状態にある秘密法廷による許可が下りていることを根拠に、違法行為が合法だという主張をしているのです。


 

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