閲覧制限等の申立て
平成26年6月5日
山下幸夫
平成26年5月7日,インターネットの「エコーニュース」に「2ちゃんねる関係企業・未来検索胸様プラジルの氏社員名と担当業務が判明」などと題する記事が掲載された。(疎明資料2)
同日,江藤豊紀なる人物が取材目的で閲覧していることが認められ,この人物が執筆した記事と考えられる。
上記の記事の末尾には,訴訟記録の閲覧の方法が記載されており,今後も閲覧者が来ることが予想される。
疎明資料1 深水英一郎の報告書
疎明資料2 エコーニュースの記事(写し)・・・(筆者注:プリントアウトは6月5日)
疎明資料3 民事事件等閲覧・謄写票(写し)・・・・(筆者注:裁判記録を東京地裁で閲覧した痕跡である)
(以下、筆者が略)
また、疎明資料1とされる深水英一郎氏の報告書は以下の通り。
報告書
2014年6月4日
東京地方裁判所民事第31部合議A係 御 中
申立人(原告)未来検索ブラジル
代表取締役 深 水 英 一 郎 (印)
1 私は、本件訴訟の原告未来検索ブラジルの代表取締役です。
2 被告東京都の平成26年3月13日準備書面(3)の別添の一覧表(8枚)には、謄写が警視庁により差し押さえられた書類の標目、その内容、取引銀行名、使用している経理システムの名称や経理処理の方法等、第三者との契約内容や送金関係並びにその第三者の名称、第三者への業務委託の内容、業務を担当している従業員の氏名とその担当部署等が詳細に記載されています。これらは、当社の営業秘密に該当すると考えられます。
3 最近、この裁判資料を閲覧し、それらスタッフの名前氏等を転記して、インターネットのサイトに記事を掲載して流布している人が現れました(資料2)
この閲覧者の扱いが配慮に欠けるため、当社のスタッフの個人情報がインターネットに流出する事態となっております。
また、当社の内部体制や経理処理の方法等、また、第三者との契約関係や送金関係が明らかとなっていますが、これにより、今後、当社の業務に支障が出るおそれもあります。
4 インターネットに記事を書いた方は、他の人にも閲覧を勧める書き方をしていることもありますので、今後このようなことがないように、是非とも閲覧制限をしていただくよう、ご配慮のほどよろしくお願いいたします。
*「未来検索胸様プラジル」などは、原文ママ(筆者、注)。
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