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放射能防護服がデフレになってしまったーー映画監督・奥秀太郎氏に聞く【USB&星座】

2013年11月6日00時41分

放射能防護服がデフレになってしまったーー映画監督・奥秀太郎氏に聞く【USB&星座】

最近規制が厳しくなっている

奥 そうですね。あの辺はゲリラ撮影ばかりでしたから。でも昔はそんなに怒られなかったんですよね。誰かは怒られてなかったかもしれないけど。あんまり怒られていないですよ。でも最近は、許可を取れるものは取ってからやろうということをしています。

 厳しくなってきているらしいんですよ。とくに9.11のテロの起こったあたりから。それの防止なのか、どんどん厳しくなるし、年を追うごとにだんだん厳しくなっているというか。


ーーテーマのど真ん中ですね。


奥 はい。まさにテーマの真ん中です。9.11があって、3.11があってドンドンといろんな意味で言っていいことも減っていくし表現についても不思議な方向に行っているなということを僕自身も痛感しています。

 そういう中で、この作品もそうだけど、こういう作品(筆者注:星座)をやらせてもらえるのはありがたいですね。


ーーあとビックリしたのが、(いろんな作品で)気持ちよさそうに覚醒剤をやりますよね。大昔の大島渚が確か気持ちよさそうにやってたし仁義なき戦いよりちょっと前のヤクザ映画でも確かにあったけど、ずいぶん長くなかったですよね。


奥 基本的に映倫はだめなんですよね、それが。映倫の基準は、悪いものとして扱うのはいいけれど、それ以外は引っかかる対象になるらしいです。正直な話、今回の星座が初めて映倫を通ったんです。




(映倫マークの例 出典:虚構新聞社)


それ以外のものは何らかの映倫の障害がありました。出してみようと思ったけれど辞めた、とかいうのが多かったんです。今回は映倫に初めて通ったんですよ。


 

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