実はこのインタビューでは、ある種のタブーを聞いている。社会にはタブーかどうかすら分からない話題が存在して、「学歴」というのもその一つだ。首都圏では早くから、15%ほどの家庭が中学受験をする(サピックス調べ、参照)とされるし、子供のいる親の間では受験どうするという話が保育園のころから出てきたりする。
だけど世間ではおおっぴらにそれにふれると「品が悪い」・・・あるいは下品なとされてて、扱い難いテーマ、つまりタブーか不明なくらい剣呑なはなしだ。(つまり、タブーかどうかも不明確なくらいにタブーなのだ。)
今回、この11月9日に公開される映画「星座」の奥監督は、これまでほとんどの作品でタブーを扱い、それをテーマにしてきた人物。ちょうど彼が開成中学・高校という、折り紙付きの進学校出身なのであえて実際にタブーの学歴話にチャレンジしてみたら、こういう楽しいお話になってしまった。
これは(お世辞じゃなくて)一種の才能なんだろうと。これが他のいろんな要素と相まって、多くの人を集める監督に彼をしているのかなと思いました。
奥監督、初対面なのに変な話をしてすいません。
(江藤)
インタビュー前半 「新作・星座はあえて映倫を通した作品です」
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