高級ブランドの縫製から内装、ブランドショップは日本企業の技術でで成り立たっていたことをご存知でしょうか?高品質を支える縁の下の力持ちは京都の象嵌や和歌山の編み機という意外な発見。東京ビックサイトで開かれたアパレル国際取引市でのお話をお伝えします。
まず入り口近くにあった会社の、株式会社島精機製作所(本社・和歌山県)さん。こちらは私は知らなかったのですが衣類「編み機」の大手メーカーです。
取引先は海外が9割で、有名どころだとGUCCIやエルメスの人気製品を生産するメーカーにも編み機を卸してられるそうです。そういった有名ブランドの「編み」製品は同社の工作機械で作られて世界に売られているといいます。
編み機の値段は幅がありますが、たとえば今回置いていたのだと800万円くらいだそうです。ほかにも3Dの製品イメージデザインから、糸や製品のサンプルまで造ることが出来るというマシンも作っておられます。(こちらは値段がだいたい480万円ということでした)どちらも~私は門外漢なのでよくわからないのですがフムフムという妥当なお値段の気がします。
洋服の他に同社製品の用途はあるのですか、とうかがったところ、上の方にある色々できるデザインシステムや、コンピュータをつかった自動裁断機(とういものがあります)で「カーシートや(プロペラかなにかの)航空機部品の製造にも用いられているんじゃないかなあ」ということでした。
この世界でも(近年のご多分に漏れず)コンピュータ制御が取り入れられたりして、かなり技術革新も速いらしい。だいたいの社員さんは、工学部とか工業高校を出て入社されるということでイメージに近い感じです。
販売網としてはヨーロッパ以外にもタイとか中国、そのほか世界各地に支社や販売代理店があるそうです。