安倍政権は1月から保有 米国NRC福島第一事故・議事録和訳バージョン(β版)
福島第一原子力発電所・事故のNRC議事録、和訳版です。当時の事故状況についての連絡を記録したものなので、事後的に見れば誤っていた部分もあります。しかしそれでも、事故の全体像を把握する上で有益な資料にはちがいありません。
また、3月17日時点で3号機の燃料プールが空になっているという、当時は発表されていなかった情報が防衛省からアメリカにいっていたり、興味深い点もあります。これなどはもし結果として誤りであっても、何で今まで政府はそういう認識があったことを公表していないのかという点で問題になる訳...
安倍政権は1月から保有 米国NRC福島第一事故・議事録和訳バージョン(β版)
福島事故の近藤駿介・最悪シナリオ 1096本のみの溶融を計算 当初の政府発表が過小評価と判明
福島第一原発事故直後に、日本政府が行なったとされる最悪シナリオのシミュレーションで、1535本の燃料棒が溶融するとされていたところ、実は1096本の燃料が溶融した結果しか記述していないことが分かりました。これは政府・原子力委員会の計算から導きだされたもので、従来の政府発表では、有りうる被害をこれまで過小評価していたことになります。
この新たな計算は、現在進行中の東京地方裁判所における裁判手続きに、政府の原子力規制委員会の側から5月31日付けで提出されたものです。どういうことかというと、近藤...
福島事故の近藤駿介・最悪シナリオ 1096本のみの溶融を計算 当初の政府発表が過小評価と判明
【補足記事】アメリカ政府NRC最高幹部・電話会議議事録について
「日本政府にない福島第1事故の議事録、米国が保有 アメリカ情報公開法で公開(リンクへはここをクリックしてください)」について「単なるメモで議事録と呼べない」という批判をいただいたきました。
なので、そういう見方もあり得るとした上で、要約前の電話会議記録をだすことにします。(元記事は、この電話会議議記録の要約バージョンとしてNRCが持っているものなのです。)なお、アメリカNRCは3月11日以降、毎日数百ページずつのボリュームで電話会議記録を作成しており、3000だか3600ページだかになります。...
【補足記事】アメリカ政府NRC最高幹部・電話会議議事録について
日本政府にない福島第1事故の議事録、米国が保有 アメリカ情報公開法で公開
福島事故直後に、日本政府が作成していないと発表していた議事録を、米国政府が作成していたことが判明しました。アメリカ連邦情報公開法に基づく開示決定で、本紙編集長の江藤貴紀などに公開しました。
さらに、米国NRCは、別の文書も情報公開。近藤駿介氏の1535本の燃料棒が溶融するとされる最悪シナリオよりも多い2000本以上の燃料棒が96時間以内に溶ける事態を想定していたことも判明。加えて、同心円上ではなく風向きまで考慮したより危険な内容となっています。
(この画像全文は、ここをクリック...
日本政府にない福島第1事故の議事録、米国が保有 アメリカ情報公開法で公開