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アメリカ諜報機関のトップシークレット・NSA誕生史「パズル・パレス」

1 音楽的なリズムのある美文で、ほとんどを公開文献と情報公開請求で得た資料によって構成した、NSA研究の先駆的な本です。文体は村上春樹さんの初期作品や、柴田元幸さんの翻訳で有名なポール・オースターに近いです。 2 内容は、アメリカにおける通信傍受・暗号解読の開始から、NSAまでを描いています。  たとえば、2章・「前奏曲」ではアメリカの通信傍受機関の父、ハーバート・オズボーン・ヤードリーの自伝と、アメリカ軍の公開資料・「米軍秘密部局編・歴史的背景」を元に、その誕生と活動を描きます。(後者...
アメリカ諜報機関のトップシークレット・NSA誕生史「パズル・パレス」
 

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【書評】トップシークレット・アメリカ〜「機密指定」を隠れ蓑にした防衛族の利権あさり

9.11後のアメリカで莫大に増加した防衛機密とその副作用を描いた本。いま日本でわたしたちが注目すべきは、防衛予算の歯止めの利かない増大と、その監査が困難になっているという部分です。すさまじく利潤率の高い仕事になっているそうで、その理由は「機密」であるために議会の財政監査が困難な点。 日本でも「秘密保全法」が制定されることになりましたが、アメリカと同様に機密指定を理由に財政監査ができなくなるおそれというのは今後に心配していくべき点だと思います。(いまの自民党で、重役にある人は石破幹事長を初め...
【書評】トップシークレット・アメリカ〜「機密指定」を隠れ蓑にした防衛族の利権あさり
 

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