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巨大掲示板2ちゃんねるの運営者、ひろゆき氏とジム氏に陰のスポンサーか

2014年5月20日01時28分

巨大掲示板2ちゃんねるの運営者、ひろゆき氏とジム氏に陰のスポンサーか

2014年2月19日、元米軍のジム・ワトキンス氏がそれまでの管理者ひろゆき氏を追放して2ちゃんねるの実権を掌握した。ジム氏の言い分によれば、西村博之氏が契約通りの支払を怠ったため会社が資金難に陥って経営がままならなくなり、従業員もほとんど解雇せざるを得なくなったことがその理由だ。だが運営資金の面で、2ちゃんねるについては不自然な点がある。そして資金の出所はとても多くを物語ることがあり、この記事ではその点を考察したい。


ジム氏によれば2月19日から今まで彼の息子・ロンこと(CODE MONKEY)がほぼ2人で、ときにはTOM CATという助っ人の助けを得ながら少人数で大規模掲示板2ちゃんねるの運営を行なっているという。


ところが、2ちゃんねるは4月半ばから激しいサイバー攻撃を受ける。西村氏によるクローリングを用いた事実上のDDOS攻撃がなされ、またジム氏の言い分によればDNSポイズニングDNS書き換えの時限爆弾的な企みもなされていたという。(なおひろゆき氏はDNS書き換えをジム氏らが発見したという前日に、ジム氏が「自爆」するのではないかという発言を自らのウェブサイト2ch.scで行なっている。)


にもかかわらず、彼とコードモンキーはたった2人で、ひろゆき氏の潤沢な資金によると思われる、苛烈なサイバー攻撃をことごとくしのいだ。しかも2ちゃんねるのスレッドにしばしば光臨してユーザーらと会話をする余裕まで見せて、一気にユーザーの人心を掌握した。もっともDDoSを受けた「なんJ板」などで数回のサーバダウンは見られたものの、その復旧は迅速だった。


筆者は専門家ではないので断定的ないが、苛烈なサイバー攻撃に余裕を持って2人のみで対応し続けることは可能だろうか?もしかするとジム氏は極めて卓越したIT技術者なのかもしれない。しかしその彼が、日本のアダルト掲示板であるぴんくちゃんねるを創設するようなことをするだろうか?それほど才能があるならば、もう少し世間体のいいビジネスを選ぶのが普通ではないだろうか。



(ぴんくちゃんねる・トップページ画像。掲示板の内容は特殊な性癖、ポルノ画像や、売買春施設についての情報交換などである。)


また英語のSNS、linked inのページによると彼はそもそも、フォート・ノックスの過程を卒業したあと米軍の新兵採用担当者を務めてきたとある。もちろん彼が趣味としてコンピュータ技術を習得していた可能性はあるが、それまで全くITと関係のなさそうな業務を行なっていた人物が30代でいきなりITビジネスを立ち上げ、自分も技術面で運営に携わるということはキャリア選択としてあまり自然ではない。



(ひろゆき氏ら、2ちゃんねるの関係メンバーへジム氏のページから飛ぶことが出来る。)*


さらに資金面の謎はもっと大きい。4月18日からジム氏はサーバの増設を行なってユーザーらの利便性を高めると共にサイバー攻撃への防御力を堅固にした。資金難で従業員を解雇して、ユーザーらの募金を募っていたはずのジム氏のどこに、巨大なトラフィック量を支える2ちゃんねるのボードのサーバを増設する資金があったのか。なお、2ちゃんねるについてひろゆき氏らが支払っていた毎月のサーバ費用は200万円であるという。これには人件費やサーバ管理会社の利潤も含まれているはずなので、サーバコンピュータの維持費だけではないはずだが、その増強をするための購入額は相当だろう。**


従って、実際のサーバコンピュータ増設に要した費用は分からないが、経営難に陥ってやむなく2ちゃんねるを掌握してからわずか2ヶ月でサーバ増設をする資金が出てきたというのも、ファミリービジネスとして2ちゃんねるを運営しているというのも不自然だ。実際には、その背後に強力なスポンサーと優秀な技術者を大量に擁しているように見える。


 

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