米国の国家安全保障局、NSAとの主要パートナーである英国GCHQの攻撃対象には海外の通信キャリアも含まれていた〜予想通りの事態ではあるが、ドイツ誌シュピーゲルオンラインの英語版が9月20日に報じた。
同誌の入手したスノーデン文書によると、英国のGCHQとNSAは、ベルギーの半官半民系会社ベルガコム(Belgacom)へのサイバーアタックを実施。今回の作戦のコードネームは「社会主義者作戦」(Operation Socialist)であるという。PRISMやらBOUNDLESS-INFORMANTといった格好いいコードネームでわれわれをいつも楽しませてくれるNSAに比べて面白みのたりないネーミングである。ひねりの足りないイギリス人のセンスに、今回はちょっと残念な感じだ。
さて、海外の電話会社・通信会社もサイバーアタックのターゲットであるとすると、当然にNTT等、日本の通信会社も標的になっていた可能性がある。その他、au,Softbank,KDDI・・・諸々の通信関係会社やIT企業も、実際に果たしてこれまで攻撃を受けてきたかを検証する必要があるはずである。
また②サイバーアタックやハッキングを受けたとしてその程度や方法はどんなものか③それらを調べる手段はあるか④今後の対策はどうするか、など私たちの考えるべき課題は非常に多い。
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