巨大掲示板2ちゃんねるの創始者で、現在2ch.scの管理人を務める西村博之氏(通称名ひろゆき氏)に関して、「NAVERまとめ」などを運営するNAVER JAPAN(現LINE社)の「アドバイザリーボード」となっていたことと、そこに出た経歴が英語SNSと相違していることなどが分かった。
彼のNAVER(かつて韓国ネイバーの日本子会社NAVER Japanが運営しており、現在は商号を変更したLINE社が運営)アドバイザリーボードメンバーとしての経歴欄を見たもの。「2000年中央大学卒業」と記載されて、インタビューを受けている様子がのっている。
(リンク先ページは削除されていたため、米国にある「非営利」のウェブサイト情報保管団体、インターネット・アーカイブのログから遡った。営利目的でないが、なぜか世界中のウェブサイトのかなりを保管できる高性能なコンピューターを有している。)
その後にNAVERまとめは2ちゃんねるのログを集めたものを主力の一つにしていくため、当時、実質的に2ちゃんねるの管理人だったひろゆき氏がNAVERの「アドバイザリーボード」(ウェブページの紹介やプレスリリースによると単なるインタビュー連載企画に見えるが、「アドバイザリーボード」という用語は、監査役会や顧問委員会として通常使われる。他に業務があったのだろうか。)にいた点は興味深い。
NAVER JAPANの登記簿を筆者が確認した限りでは、監査役に西村博之氏の名前はなかったが、ネイバー社の日本法人は「NAVER」「ハンゲーム」「NHN」などの法人名を2000ねんころから、3回ずつくらい入れ替えて使っており、会社の全容も分かりにくくなっていた。なお住所や役員構成はさしてかわっていない。(8月23日追記)
既報だが、一方で英語SNS Linkedinのページでは「2000年南アーカンソー大学の学部卒業」(専攻は心理学)となっている。このため彼は2000年に2つの大学を卒業したことになる。
さらに、別のソース「月刊チャージャー」のログでは「中央大学文学部教育学科心理学コース卒」と記載(時期については触れていない)されている。
なお、ひろゆき氏は基本的に裁判で負けても別に賠償金を払わないで住むならそれでいいじゃないという趣旨の発言をしているのはよく知られているが、学歴や経歴などの「内容の偽造」は(仮に行なったとしても)私文書偽造罪の対象にはならないことを付言しておく(公文書については、公正証書原本等不実記載や、公文書偽造罪が主体によって成立し、内容の偽造も犯罪となりうる。)。
関連記事リンク1 2ちゃんねる関係企業・未来検索ブラジルの社員名と担当業務が判明 パケットモンスター社へも海外送金
関連記事リンク2 ホットリンク社「2chデータは.netとsc双方から取得中」「西村氏らによれば、所有権の問題はない。弊社も同意見」
関連記事リンク3 2ちゃんねるの契約先ホットリンク社、敵対サイトを検索外に置く「ランクチェンジャー」サービスが発覚
関係記事リンク 年内上場・断念のLINE社 公表資料を真に受けると、アプリ事業以外の売上が1年で同期比80%から23%(110億から23億)へ原因不明の急落 不透明な業績報告
関係記事リンク LINE社、唐突に年内上場を断念 売上の約12〜60%を占める主力事業「まとめブログ」の著作権問題が背景か
関係記事リンク 韓国諜報機関と関係疑惑報道のLINE社、国家1種の警察官僚や国会議員秘書などをサイトで募集→報道後、削除
関係記事リンク メッセ・通話アプリのLINE社、2chの大規模まとめブログを運営中
関係記事リンク LINE開発プロジェクトのリーダー 素性はネイバー創業者で韓国諜報部のサーチ・システム開発者
関係記事リンク まとめブログのライブドアとNAVERを運営して韓国へのヘイトスピーチを先導する韓国政府系企業LINE ゴースト役員が存在
まだデータがありません。