「事実と違うことを書いてしまったらどうするか」〜これはメディアにさけて通れないテーマです。
その多くの場合、誤記は削除や訂正の措置がとられることも多かったです。まあ今でもそうなのですが、せっかく弊社はインターネットでやっているメディアなので、あえてその「オリジナルの間違い」も残したままで、誤りであったとか事実と違う(可能性がある)という旨を表記することをーー記事のバランスを崩さない範囲で、なおかつ楽しく読めそうな範囲でーー行なうことがあります。
というのは、もともと「●●」といっていたのに実際は「××」であった、ということが分かった場合はそれ自体が情報としての価値を持つことがあるからです。
例えばですが「絶対もうかる」と聞いていて金だか牛だかフィリピンのエビ養殖ビジネスに投資したのに元本割れで1000万円損をしたという場合は、この「絶対もうかる」と言っていたということ自体が、その内容が虚偽であっても伝えるべき重要な内容になります。
一方で、「面白いウソ」や「どこまで本当か分からないが、その怪しさが楽しい話」という場合も存在します。フィクションというジャンルはまさしくその代表例です。(いやまあノンフィクションや写真であっても、何かの再現を意図的にやっている場合にはつねに、作り手の意図はたくさんその過程でーーそもそも出発点でーー入れられるわけですが、その話題はさておきます。)
赤線、とかドモ又の死・・・その他もろもろのでっち上げっぽいお話を好きでだかテーマにしてというべきか、撮ってこられた奥秀太郎監督、学生時代インタビューの回などはこちらの例でして、「その言ってることはウソじゃないのかなぁ、周りに迷惑がかかってこまっちゃうなあ」という監督に非常に近しい方からのお話も追記する形でオリジナルの発言内容を残してあります。
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