第15代NSA長官で、第20代のCIA長官も努めたマイケル・ハイドン氏が「スノーデンの暗殺を検討した」とワシントンポスト紙主催のサイバーセキュリティサミットで10月3日に述べました。
これは、会議の中のパネルディスカッションで、ハイドン氏は「スノーデンは人権賞の候補に入っているらしいが、私は別のリストに彼を入れようと思っていた」と言っていたものです。
なので正確には「暗殺リスト」という言い方はしていませんが、スノーデン氏はすでにスパイ防止法違反でアメリカ国内で訴追されていて、米国民としてのパスポートも失効の措置がとられています。さらにアメリカはスノーデン氏のいた香港といま滞在中のロシアに身柄の引き渡しを求めてきた訳です。なのでこれ以上、CIAやNSAが彼をなにかの「リスト」に入れるとしたらTarget killingとCIAが呼ぶオペレーション(英語版Wikipedia 参照)のリスト入りしか文脈上ない訳です。
そういうわけで、アメリカはじめ外国では殺害予告と受け止められて大炎上しています。(わたしだって、暗殺の意味だってとりますよ!)
実際ハイドン氏はビン・ラディンなどを実際に暗殺したCIAの長官もつとめているので、この言い回しはジョークだとしても全くに洒落になっていません。
日本のマスコミは相変わらずだんまりですが、スノーデン事件の第一報を報じたジャーナリストのグレン・グリーンワルド氏は「サイコパスめ」とtweetして怒っています。シリアスに言って、彼も『リスト入り』してそうな人物ですね。
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