どの世界においても、「何を成し遂げたか」と同じかそれ以上に「後世の人々にどのような影響を与えることが出来たか」というのは重要です。この部分で、本紙も例に漏れず偉大な先駆者たちの影響をたくさん受けております。
したがって、正直に、本誌の立ち上げにあたり編集長が影響を受けた媒体とジャーナリストさんを申し上げます。他人の功績をパクって(上手にまねするのはもちろん、ありです。)でも無断でパクってドヤ顔で「ほら、うちすごいでしょ!」みたいにやるのはフェアじゃないです。
1 虚構新聞さん http://kyoko-np.net
面白い嘘ニュースを流す、矜持あふれるサイトです。個々から学んだことは二つ。まず、記事はクオリティが高ければ、バッックナンバーでも読みたくなるし、(私は実際全部読んでます)、古びないということ。またサイトの作りはシンプルな方がいいということです。実はうちのサイトのレイアウトは思い切り虚構新分散を参考にしています。
2 堀内彰宏さんの全文メディア http://d.hatena.ne.jp/zenbun/ (ビジネスメディア誠さんのシリーズ)
オープンな記者会見に出席して、そのプレゼンの内容をいいところも悪いところも、フェアに伝えようというスタイルを確立した方です。①システマティックに、良質な記事を一定率に作成できるという記事のオートメーション化的な発想とともに、②発言内容の是非の判断は読者にゆだねる、という点で非常に合理的な方法論をとっておられます。あとまあスペースを広く自由に使えるというネットメディアならではな(紙だと、こうは行きにくいです)方法をとっておられる点も付言できます。
ただ、本人がジャーナリスト活動をいまやっておられないとの話を風の噂で聞いたので、「じゃあ、それならうちがやります。このスタイルの良質な記事を読めないのは自分として残念だから」ということで、この記事スタイルを受け継いでます。タワレコ社長とか、黄教授の回がこのスタイルですね。
もっとも、実は彼のフォロワーはたくさんいます。うちのほかにも。でも本家と同じクオリティの記事を書けてるのは、ほとんどいない。行く会見の選び方とか、リードの書き方とかで巧い下手がでてしまう。やはり、オリジナルな方法論を思いつく人はその方法を使う能力も卓越してることは認めざるを得ない。
でもそれでもあえて、優れたスタイルはクレジットを明確にして堂々とどん欲にパクってやろうということで、うちも同じ方法で勝負してます。よい記事を伝えることがジャーナリズムの目的なのですから。
追記: かつて私が取材される側、彼が取材する側だったりしたことがありますが、だからといって「ヨイショ」してるわけじゃないで、完全にフェアな紹介です。
3 記事の更新・訂正について
最初は速報で出して、そのあと内容を補充するなどの場合を設けております。速報性にも価値が皆無ではないけれど、やはり後世まで読み継がれる記事にするにはしかるべき情報のアップデートが必要と思われるからです。
ただし、都合の悪い書き込みを消す、「書き逃げ」は行いません。訂正の可能性のある記事には事前にその理由を記載します。
(9月21日追記:ソースの張り方が甘くて記事の真偽がわからないand/orまっとうな水準の読者は議論のたいしょうにしてくれないんじゃないかという真っ当なご指摘を受けましたので、大急ぎでソースの張り直しを行いました。多謝。)
4 個人的な関係性を明確化した上での、政治報道をやるかもしれないです。
安倍さんがナベツネやら日本テレビの偉い人とかとやたら食事、ゴルフばっかりしてるとか、政治部の記者が政治家とべったりとか、そういう手あかのついた論点だから仔細は触れません。
でも、
ただ、政党や宗教系の機関誌みたいなのじゃないです。閉じたサークルの外側の人間にアピールしない内容は、私たちの目指しているところではないので。
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