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【スキャンダル】NSA職員らが恋人の通信を傍受でアメリカ大騒ぎ

2013年8月25日04時15分
カテゴリ:外信

【スキャンダル】NSA職員らが恋人の通信を傍受でアメリカ大騒ぎ

NSA・米国家安全保障局の職員が、インテリジェンスのスパイプログラムを用いて、恋人や配偶者の通信を傍受していたことが分かった。英紙デイリー・テレグラフが伝えた。NSAが8月23日に認めたところによると、この10年間に、複数のNSA職員が、意図的に、権限を乱用して恋人らの通信を盗聴していた。


NSA等のインテリジェンス機関に、多大な権限を与える前提としてはスタッフは国益のためにその地位を正しく利用するという一種の性善説がある。しかし、今回の発覚は、そうした無条件の性善説に、疑問を突きつける格好だ。


恋人への盗聴行為に限らず、インサイダー取引などにわたる、職員による私的利益の追求が、強力な諜報機関の権限を乱用する形で行われていたことが、今後発覚する可能性もある。


またそもそも論として、多くの国の取る三権分立のメカニズムは、そのままでは私的利益を追求する権力がお互いに牽制し合うことで各々の権限を制限するという、一種の性悪説に立っているという見方もある。それに日本の関東軍のような情報機関の暴走イェニチェリ軍人の反乱が、国家を揺るがして場合によっては崩壊に導いてきたことは、高校世界史レベルの、歴史が教える教訓である。


だいたい、スパイ行為は一種のチートな訳だが、浮気という、生物にとっていちばんプリミティブなチートは、やはり普遍的に、自分がされると嫌なものである。


 

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