ギリシャ政府は、宗教的なマイノリティであるイスラム教徒の権利を十分に保障していないと、トルコ政府の厚生大臣マハメット・ムージノフ氏が声明を述べたと伝えられました。ソースはトルコの英字新聞、ハリエット・デイリーニュース電子版、11月12日付け報道です。
ムージノフ氏ギリシャ生まれで、この問題の迅速な解決を望んでいると言うことですが「ギリシャ政府はこの問題については、口先ばかり前向きなものの全く行動に移していない。また以前のギリシャ政府と違って、原稿の連立政権は力不足でこの問題を解決する力がない」と批判しています。同紙によるとトルコ政府は長い間、西トラキアに、ムスリムの宗教指導者を選出することとモスクの設立を認めることを要求しているそうです。
両国がもめているのは知っていましたが、具体的にはトラキアにおける「モスクの建設」がイシューになるという形をとったりしている訳ですね。
なお、ギリシャとトルコの辺りは今の国境が出来る前、もっというとオスマントルコのころから、さらにはアレクサンダー大王辺りのころからはじまり、20世紀の希土戦争とかに及ぶまで領土問題でもめています。いや、先史時代とかにももめてたと思います、多分。まあそれで基本的には、多くの国際関係がそうである様に隣国なので犬猿の仲です。
東大の世界史で論述にでも出そうな問題なので、受験生で暇だったりやる気のない人(やそれを教育したいと思っている保護者の人)この記事のリンク先をざっと読んでみてもよいでしょう。
仮想の設問(かなり適当に作ってあります):「ギリシャとトルコの領土問題について、以下のキーワードを必ず一回は使って600字以内で論じなさい。『ポリス』『ミケネス』『クリミア戦争』『信教の自由』『イェニチェリ』『ローザンヌ条約』」 配点20点
もし答案を作った人がいたら、問い合わせフォームで編集部まで送ってこられると先着2名で採点してお返しします(真面目に)。
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