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安倍総理事務所「総理は全国民の代表ではない」発言問題の背景にある永田町の傲慢

2014年5月25日00時43分

安倍総理事務所「総理は全国民の代表ではない」発言問題の背景にある永田町の傲慢

安倍晋三総理の事務所に「総理は全国民の代表じゃないですか」、意見を聞いてくださいと(移民政策関係で)男性が陳情したという際の秘書、またはスタッフの対応が問題になっている。


総理は国民の代表じゃないんだよ、等という事務所側とされる人間の(やや上から目線な)お返事が録音されてYouTubeにアップされたのがネットで拡散されたのだ。


憲法を素直に読む限り、事務所とされる方の意見の方がおかしい。(憲法43条で国会議員は国民の代表とされ、67条で総理は国会議員の必要があるので、総理は国民代表(の1人)となる)


だが、ネットで問題になっているのは憲法の間違いと言うよりも、「横柄」な事務所側の対応である。


中には地域の有権者じゃないから邪険な対応くらいされるのが当たり前という声もあった。しかし、おそらく問題は「一般的な人間が、政治家に意見を述べようとするとまともに相手にされない」という(うすうす感づかれている)この国の政治風土にあると思われる。


筆者のこれまでの体験からも地方議員を含めて、国会議員、そのほかの政治関係者やその部下は「相手を値踏みして」態度を決める傾向がものすごく強い。正直、「普通の人は関わり合いになりたくない種類の人種がほとんどだな」という印象すら持っている。


弊誌も金曜中に文書を発送する(その場合メールで通知してもらう)かメールを送る方法でお返事をいただけるように、同事務所に問い合わせたが、未だ回答はない。


別にこの事務所の対応のみがひどいわけではなく、某自民党総裁の息子で現役衆議院議員の事務所や、警察官僚上がりの自民党系事務所、北海道の有力政治家の事務所、それにほかの野党も含めてどこもお話をしていて残念な感じの人が多かった。


「出羽守」になりたくないが、諸外国では少なくとも表面的にはまだ、フレンドリーな対応をする場合が多いと思われる。(イギリスで某政治家が有権者の自宅を訪問したあとに、愚痴を言っている内容が誤って流れてスキャンダルになったが、正面切って相手を小馬鹿にするようなことはなかった。)



(どんな人たちが誰から取り戻したかったのかは不明だが、筆者は今の永田町関係者に日本を保有してもらいたくない)


この独特な濁った雰囲気が、まともでやる気ある人間を政治の世界から遠ざけている。(実際、知っている何かと優れた人の中にもそういう話が多かった。「政治が大事なのはわかるけど、自分があの人たちと関わり合いをもつのは抵抗があるよね」というのが典型)


最後に:昔の人は言いました「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」


*(再度安部総理の事務所へ問い合わせて、進展があればこの記事は更新します)


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