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「以前は母の葬儀への出席も、空港で足止めを食った」  呉善花教授会見 PART1 (外国特派員協会)

2013年8月5日20時56分

「以前は母の葬儀への出席も、空港で足止めを食った」  呉善花教授会見 PART1 (外国特派員協会)

7月27日に韓国への入国を拒否された韓国出身で日本に帰化した拓殖大国際学部教授の呉善花氏が7月31日に都内の日本外国特派員協会で記者会見に参加。呉氏は会見で、自身が行っている 著作活動が入国拒否の理由と考え、韓国政府の対応は民主主義の理念である言論の自由に反していると主張した。


私は、7月27日にソウルのインチョン空港に到着しました。そのときの目的は、甥の結婚式への参加でした。

そこで、入国審査を急いで受けたのですが、審査の際に、脇の部屋へ行くようにという指示を受けました。パスポートを渡したところ、なかなか返事がなかったので、

3時から結婚式に参加したいのでどれくらいかかりますかと私は聞いたのですが、なかなか返事がありませんでした。

そのため、このまま結婚式に参加できるのかというのを心配しながら待っていました。

結局、のところ私は入国できないという返事を受けました。とてもその理由が分からなかったので,その理由は何ですかと聞きました。

もしだめなら、結婚式だけでも参加させてくださいといいました。しかし、その理由は絶対にいえない、上からの命令なので絶対にいえないという返事が返ってきました。


ここにサインをしてくださいといわれましたが、私は理由なしにサインをすることは出来ないという返事をした。


サインをしてもしなくても、入国は出来ないのでこのまま待機所にいてください、ここで待って今日中に日本に帰ってくださいといわれました。

私はさらに理由を尋ねましたが、その理由はやはりいえないと答えられました。


そして、待機室で待機していて、夕方の5時40分の飛行機で帰国するように指示された。


時間になったということで、担当者が飛行機まで一緒について行き、乗務員にパスポートの入ったものを渡して、

日本に帰国してからパスポートは渡すようにという風にいわれた。

そして日本について、飛行機を降りたところで、そこで待っていた日本人の女性に乗務員がパスポートと書類を渡して、

その日本人の女性から私は、パスポートともう一枚の紙を渡された。


その紙の名前は、送還指示書というタイトルであった。この紙は強制送還の紙であると思われる。

出入国管理法の76条( Blogos さんの先行報道 http://blogos.com/article/67325/ には、72条とあるが誤記載。もっとも同報道は、先行報道の中でもっとも秀逸。僭越ですが)の規定でというものだった。

これについては自宅に帰ってから調べたが、テロを起こす可能性だとか、韓国の国益を害するとかが書いてあったが、

私にはこの条項に該当する理由はない。


私は2007年にも韓国に入国しようとしたことがあった。そのときは、翌日が私の母の葬儀で会った。そのときも日本に夕方の便で帰れといわれた。

私が、母の葬儀であるということを主張しても、「上からの命令である」という説明であった。


そのときは私の知り合いを通して、日本の外務省を通して、韓国の大使館を通じて、話が通ったのだが、飛行機に乗る直前になって

ようやく入国許可が取れたということをいわれ、母親の葬儀以外の活動をしないということにはんこを押されてようやく入国することが出来た。


それから、この4月の末から5月にかけて入国しようとしたが、何も問題なく入れた。

とすると、今回の入国拒否は、5月末以降、韓国で反日感情が高まったことと関係があると思う。


そうすると、その理由は間違いなく、日頃の私の言論、それを理由とした入国拒否であるとしか考えられない。

これは明らかに言論の自由の侵害ではないか。

民主国家、文明国家、近代国家としてはこれはあり得ないことである。


さらに問題なのは、翌日の日本の産経新聞をはじめとしての報道があったが、それを受けての韓国内での報道である。

それには、韓国政府による入国拒否には触れられていなかった。

単に「喧嘩をあおる呉善花」という記載があったのみである。

これでは、政府への批判がなく、言論の自由や人権の問題について触れている報道は一つもなかった。

民主国家のマスコミとはいえず、この報道のあり方についても私は強く抗議する。


 

参考の一冊
 
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