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朝日新聞 NSA・スノーデン事件で海外の報道を剽窃

2013年10月29日03時25分

朝日新聞 NSA・スノーデン事件で海外の報道を剽窃

直接取材の機会は本当になかったのか

 さらに、筆者の「学会だったらアウトだ」という2ページ目に書いた部分についても反論を頂いてます。第一報でないからニュース性が薄れている、学術とメディアは違うという意見です。


 しかし、それとクレジットをちゃんと入れるかどうかは、フェアネスの部分で学会もメディアも同じです。それと第一報という面では、海外と勝負することが重要と思うんです。あとバランス感覚の問題ですが、紙ベースだと非常にどうでもいいネタに大量に誌面を裂いて、スノーデン事件の報道が手薄というのは全然おかしいと思います。

 

 今回のプリズムなどについてのNSA問題は、最初はスノーデンさんから資料をもらったNYTとガーディアン、シュピーゲルしか第一報は取ってなかったけど、いまはインドのHinduとか、ブラジルのGlabo(この会社では資料を持ってるはグレン・グリーンワルドさんが書いています)、フランスのAFP、イタリアのEspressoもちゃんと第一報で勝負できるようになっています。関心のある向きは英語Wikipedia項目 (mass surveylance disclosures)の出典元をたどってご確認ください。


 (スペインのル・ムンド紙もスノーデン文書をもらっています(2chのスレッドでソースだったTBSのリンクが切れていたので検索して到達したロイター通信の報道を参照しました)。これは真っ当な報道機関として評価されていたからではないでしょうか。朝日新聞社がスノーデンさんに文書をもらえる可能性は・・・ゼロだと思います。:10月30日12時30分ころ追記)


 また米国のNSA本体ではありませんが米国国務省の記者会見ではこの点について7月の時点で質問が集中していて、ジェン・サキ報道官に24分の詰問が続いている様子を動画で見ることが可能です。(ここぞとばかり、ロシア・トゥデイがアメリカへの嫌がらせ的にYouTubeへアップロードしているのです。)


 つまり「米国政府」相手なら直接取材の機会はありました。しかしワシントンに総局や支局を置いている日本のメディア(とまだ支局もおけていない弊社)は全くこの質問が出来ていませんので、それ自体が恥じるべきことです。


 

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