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2ちゃんねるビッグデータ2000年からの収集、証取市場で公開されず ガーラ・ホットリンクがインサイダーリスクを負う余地

2014年5月27日19時00分

2ちゃんねるビッグデータ2000年からの収集、証取市場で公開されず ガーラ・ホットリンクがインサイダーリスクを負う余地

5分間でのデータ取得はいまでも可能ですか?ホットリンク社「無回答」

さらに、問題となるのが2ちゃんねるへの書き込みを5分間以内にデータ取得できていたというホットリンク社の売りが、現在も可能なのかどうかである。というのは今の管理人であるJIM氏から、データをもらえなければ他の企業と同様のスピードでしか書き込み情報を取得できず、「2ちゃんねるとの独占契約」の意味がなくなってしまうからだ。


ここで筆者はしつこく(1)現在も2ch.netの5分間クローリングは可能か(2)もしそれが出来ないのなら、適時開示事項として投資家に発表するべきではないか(3)仮に(1)が出来なくて、そのことを知っている人間がが株式取引をすればインサイダーにあたるのではないか(4)2ch.scなら5分間でデータ取得できるのかーー等問い合わせたがお返事をいただけていない。(5月27日現在)


内山代表取締役のインサイダー疑惑報道に対して名誉毀損で訴訟をすることをJ-CASTへ示唆した強気の同社の態度として、もしも5分間クローリングに問題がなければ「今でも可能だ」と答えるのが自然のはずである。


とすると、いまでは5分間おきのデータ取得が出来なくなっているのではないかとも思える。(この場合、東証の定める適時開示事項にあたり、投資からに速やかに開示しなければならない)。また逆に、2ch.netと2ch.scのいずれからも5分間おきのデータ取得が可能な状態になっていたとしても、投資家の判断に重要な影響を与える事項であるため、適時開示事項にあたる余地が十分ある。




(ホットリンク社がJ-CASTの報道を受けて発表したプレスリリース。)


自社の役員に不利な報道については訴訟をにおわせる一方で、投資家にとって重要と思われる事項についてはいくら聞いても答えないーー失礼になるがホットリンク社のプライオリティは株主や投資家の利益ではなく、経営陣の利益に置かれているように思われる。なお、以上のような適時開示事項に当たりうる内容について知りながら、ホットリンク社の株式を売買したものがいたとすれば、インサイダー取引として処罰されるリスクがある。


当初はひろゆき氏の述べたエイプリルフールのジョークとも思われていた2ちゃんねる分裂問題は、インサイダーにまつわる疑問がホットリンク社のみならずガーラ社まで拡大した。さらにはその原因となるデータ取得の公表時期の遅れや、現在のホットリンク社のデータ取得状況の問題まで含めて、ますます複雑になっている。


(5月15日追記)


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