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Xboxのソーシャルゲーム等を米国NSAが監視〜ユーザの生体認証情報など収集か

2013年12月10日23時26分

Xboxのソーシャルゲーム等を米国NSAが監視〜ユーザの生体認証情報など収集か

Google、apple、youtube、のサーバーから直接利用者の個人データを抜き取るプリズムなどの、世界的な大衆監視プログラムを実行していることが明らかになったアメリカ政府のNSAが、イギリス政府のGCHQと共同でXboxについてもシステマティックな監視を行っていたことが明らかになりました。Microsoft社によるこのサービスの利用者は世界で約4800万人で、ソーシャルゲームのWorld of Warcraftや、アバター機能のセカンド・ライフなどがその対象です。


2008年に作成されたNSAの内部文書「ゲームと仮想環境の、テロリストによる使用について」は、ソーシャルゲームへの監視を怠ることの危険性を指摘。スパイする相手が多くの計画を公然の秘密することが出来ると述べています。そしてオンラインゲームについては、「アメリカ内部でも、余りに多くの諜報機関が作戦を行なっている」ために、米国政府同士のスパイ機関同士がスパイし合わない様にすることや、相互に干渉し合わないようにすることの必要性も指摘されています。


そしてオンラインゲームは、素性を隠したスパイによって利用者の個人情報、例えばプロフィール写真や場所、コミュニケーション履歴などを集めることの出来る舞台としています。さらに、ユーザーは通常ヘッドセットやWebカメラ、その他の個人情報識別装置を装着していることから、プレイ内容に応じて生体認証情報を集めることが出来ることも素晴らしいとしています。


もっとも、これまでこのオンラインゲーム監視でテロリストの計画を防止したり摘発に役立つ前例については書かれていなかったそうです。


マイクロソフト社は今回の件についてコメントを拒否しています。


だが、本当はこの文書を書いた人は仕事といいながらゲームをするための口実が欲しかっただけなのではないかとも、ガーディアン紙は伝えています。


第一報は12月8日付けで英国紙ガーディアンが、米国のニューヨークタイムズおよびカナダのプロ・パブリカ とともに伝えたものです。*国内での第一報は、探した限り、夏井高人氏の記事「オンラインゲームには米国と英国の諜報員が潜入している?(リンクはクリックしてください)」です。


 

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