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イラン政府高官がテヘラン郊外で暗殺 核査察問題や宗派対立との関係は不明

2013年11月11日21時00分
カテゴリ:外信, 未分類
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イラン政府高官がテヘラン郊外で暗殺 核査察問題や宗派対立との関係は不明

イランで、産業副大臣が射殺されたことをイラン国営放送のIRNA(イスラム共和国ニュース通信社)が報じたと、中東・カタールに本拠地を置くテレビ局アルジャジーラが4時間半ほど前に伝えた


それによると、襲撃は同国首都のテヘラン近郊、東部で行なわれて、自動車に搭乗していたサフダール・ロハマトボディ副大臣(元貿易大臣でもある)は頭部を2度打ち抜かれた。襲撃犯は並走するバイクに乗っており、射撃を受けた自動車の窓ガラスは損傷を受けておらず、争った痕跡もないという、警察官のコメントがIRNAでは伝えられているという。


イランは、長年、核武装政策を巡って他国との間で緊張関係が続いていたが、近日は融和の兆しが見えてきており、昨日も日本から訪問中の岸田外務大臣が核問題について協議したところ。


今回の犯行について、声明は出されていない。ただ先週にもイランでは政府高官への襲撃事件が起きており、水曜日にパキスタンとの国境地帯でイランの検察官が射殺されたばかり。その件についてはスンニ派のグループが犯行声明を出したという。


なお、イランでは憲法の定めで、同国内で多数派のイスラム教シーア派国教と定めており、同じムスリムであっても(世界のイスラム全体では多数派であるが)イラン国内で少数派のスンニ派は少数派として冷遇されている。


11月11日午後9時のところ、今回の襲撃と宗派問題・核問題の直接の関係はまだ不明。


追記:11月12日午前8時30分時点では、まだイラン国営放送「イランの声」の日本語版ではこの事件に関する言及はないです。

また、国内大手メディアでもネットでは取り扱っていません(中東情勢に手薄なこちらがそうなるのは予想通り)。ただ今回の事件の背後がIAEAの核査察問題に関係するにしろ、宗派的問題にしろ世俗路線と宗教重視路線の対立であるにしろ、重要なニュースと思うのですが。


 

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