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【全文】元CIA職員スノーデン氏、モスクワ空港トランジットエリア記者会見(1)

2013年10月1日19時07分

【全文】元CIA職員スノーデン氏、モスクワ空港トランジットエリア記者会見(1)

道徳的な決断には、高い代償が必要になった

公衆の眼に、私たちみなが影響を受けている監視プログラムの内容を知らせるという道徳的な決断には、高い代償がかかりましたが、あれは正しい行為であったし、そのことについてわたしに後悔はありません。


それ以来、米国の政府とインテリジェンス機関は、ぼくを血祭りに上げようと試みてきました、ぼくのように声を上げようとする人間への警告のために。わたしは自らの政治的な発言のために、国家を失い、苛まれる立場になりました。米国政府はぼくを、飛行機の搭乗拒否リストに載せました。


米国政府はまた、香港に対して、その管轄する地域の外へぼくを連れ戻すように要求しました、これは、国際法の定める「送還の禁止」原則に対する直接的な違反行為です。そして、ぼくの権利と国際連合下の亡命システムに応じて行動しようとする国々には、制裁の威嚇を行ったのです。


米国政府は、その軍事的同盟国に対してラテンアメリカの国家元首(注:ベネズエラのマドロ大統領)がのっている飛行機を着陸させて、政治的亡命者の身柄を探索するように命ずるという、未だかつてない手段をとりました。


これらの危険な、度を超した手段はラテンアメリカ国家の尊厳に対する脅威だけでなく、あらゆる個人、あらゆる国、民族が有している基本的な権利、迫害を受けずに平和に暮らして、亡命下での庇護を享受するように求めることへの脅威をも、象徴しているのです。


ですがこの、歴史的なまでに不対象な攻撃に面しても、世界中で、複数の国が支援と亡命の受け入れを提供してくれました。これらの国々には、ロシア、ベネズエラ、ボリビア、二カラグア、そしてエクアドルが含まれ、最初に、力なきものではなく強力な主体の行う人権の侵害に対して、立ち上がってくれたのです。


それに対してぼくは感謝と尊敬の念を表します。脅迫を受けて原則を曲げてしまうという妥協を選ばなかったことで、彼らは世界の尊敬を得ることになったのです。これらの国の人々と指導者に対して感謝の気持ちを伝えるために、一つ一つの国を回って謝意を示したいというのが、わたしの考えです。


第2回→「スノーデン氏亡命の国際法的問題点とは」


【江藤貴紀 小野寺由美】


 

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