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ロシアと中国、スノーデン文書の入手に失敗【ニューヨークタイムズ報道】

2013年10月18日18時31分

ロシアと中国、スノーデン文書の入手に失敗【ニューヨークタイムズ報道】

ニュースはそれ自体も重要ですが、それがどう扱われるかというのも、それ自体に負けないくらい大事な意味があります。ちょうど今日トップニュースとして海外各社で大きく扱われているニュースがあるので、考えてみたいと思います。題材はNSAのスノーデン事件です。


ニューヨークタイムズによりますと、ロシアにいま滞在中のスノーデン氏はロシアへはまったく、アメリカの機密文書と情報を持ち込まなかったそうです。また元々、米国から逃亡するまでにも中国やロシアに、アメリカの機密情報を流すことは逸さしておらず、全ての情報は香港でジャーナリストのグレン・グリーンワルド氏らに渡して今は何ももっていないということとも述べています。


これについてロイター、BBC、USA TODAYからインド紙ヒンドゥやドイツ紙のDeutsch Welle紙、が後追いでも、問題の重要性を正しく反映して、大きく報道をしています。


ここで問題になるのが、国内メディアでの扱いです。海外がいつも正しいとは言いませんが、だいたいここまで全部の国が大きく扱っていたらまあそれは重要なニュースとみてよさそうです。では、、日本ではどれくらいのメディアがまともに分析を載せて報道するんでしょうか?また、もしそれができないならばその原因はどこにあるのかを考えてみましょう。


ちなみに現時点では、共同通信からの配信で産経MSNが異常に小さな記事を載せています。これがどれくらい異様に小さいか、上の方にリンクのはってある海外各社の報道とぜひ読み比べてください。もし英語が苦手で(あるいは忙しくて)、全部を読むのがきつくても、記事をボリュームで比べてみましょう。(この「サイズ」というのは非常に重要な情報です。NSAの各種通信傍受プログラムも、トラフィックの量とその傾向を非常に重視して分析し、重要情報を絞り込んでいました)そうすると扱いがが圧倒的に違うことは一目瞭然で分かるはずです。


 

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