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世界各国のテレビ番組に隠れた、インテリジェンスの思惑とは

2013年11月17日11時03分

世界各国のテレビ番組に隠れた、インテリジェンスの思惑とは

英語ニュースのURL名などからも「勉強」できる

いや、「単にBBCはURLをいちいち打ち込むのが面倒だ」(あんまり無さそうな、反対仮説ですが)とか「以前は番号で管理していたので、それをそのまま続けているだけ」(こちらの方がまだ説得力の残る反対仮説になります)という可能性も棄却はしませんけれど、さっきの仮説の方が説得力があると思います。ちなみに最終ページの画像はBBCからの引用ですが、オリジナルのファイル名は単なる番号です。それに対して、ロシアがとても頑張ってお金をかけて、英語でアメリカに放送しているサイト、ロシア・トゥデイでは「社会保険政策で上手く行かないオバマ政権」という記事で、前ページのオバマ画像に意味のある名前をつけています。(ちなみにRT、Russia Todayを見続けると、「アメリカ政府の政策は失敗続きで米国には不正がはびこっていて、アメリカは残念な国だ」と言う印象を受けるように出来ています。)


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結論として、①報道機関には意図がある。②それはURLにも現れている。③外国語で、あるいは外国に向けて、わざわざ報道をやる場合にはその意図が伝わりやすい。④こうやって考えると、記事URLもファイル名も学習材料になる⑤このようにストーリー仕立てだと効果的に学習できる、ということです。この記事がうまく伝わっていることを願っています。


余談:先日、弊社でお伝えした、先日のアノニマスによる世界規模のDOS攻撃予告報道ではロシア・トゥデイでだけ、「日本からもanonymousの攻撃が行なわれている」という図が流れていました。いや、私や日本の報道機関はどこもそんな話を知らないのですが、どうやって知ったのでしょうか。①ロシアの名無しさんも日本のコンピューターを使ってやったなら、やらせだけど事実②たぶん、日本にも構成員がいるだろうな、という説ならそりゃ世界の人口の50分の一くらいいてネット環境も整っているのだから1人くらいは参加してると考えるのが妥当かもしれないけど、憶測報道③単に日本国内のコンピュータをアノニマスさんが踏み台にしたりして攻撃を仕掛けてるという意味を伝えているのかもしれない、とか色々いえますよね。その他、これらの場合分けに含まれていないパターンや複数のパターンが組み合わされている場合もあるけど、長くなるから全部は書きません。でも日本からもアタックがされているという報道の方が、これは結末になる!という印象を受け手に与えます。


ニュース仕立ての劇的な音楽を使った美しい動画なので、とても印象的だったんです。キャプチャ画を取っておけばよかったんですが、静止画ならイメージ検索で簡単に引っかかるのですけれど、動画で流すなんて、手間がかかるので事後の検証がやり難くなるではありませんか。と思ったら、静止画もありました。




人は、面倒なことはやりたがらないけれどタメになるとか必要だとかいわれると耳を傾けてしまいます。例えばこれからは「英語が大事な時代だからボイスオブアメリカをお金を出して買って勉強しよう」とか、ロシア・トゥデイの映像はカッコよくてニュースも自分たちの鬱憤を代弁してくれているからつい見てしまう、とかいう風に自ら進んで、お話を聞きにいく傾向があります。




(出典:BBC シリアのサイバー攻撃予告。米国政府のシンボルである鷹と「f」「G」などが繋がっているPrismのスライド的。米国政府の真似をしたシリアに見えるけれど、本当は米国政府なのかもしれないです。)


 

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